読みもの

和牛の脂を活かした「焼肉のたれ」の開発

2023.09.29

和牛の特長を改めて知るにつれて、私たちが感じたのは「たれ」の可能性でした。
「たれ」という調味料の魅力は、様々な原料がブレンドされることで素材のおいしさを引き立て、口に入れた瞬間の「先味」~口に残る余韻「後味」へと味の変化も楽しめることです。
和牛という素材とケンカしない、和牛の特長に寄り添うような「たれ」を作ることで、今までにない焼肉体験が提供できるのではないかと考えました。



(エバラ食品 商品開発部社員 葛)

この商品(Original・Kankitsu)は、和牛の脂がたれに溶け込むことによってはじめて完成するたれです。
当社の商品を含め、市販の焼肉のたれには、ごま油が配合されていますが、この商品にはごま油を使う必要はないと考えています。なぜならば「和牛の脂自体を楽しんでいただきたいから」。
和牛のおいしい脂がたれに溶け込むことによって、よりコク深くなり、食べ進めるごとにおいしくなるのがこの商品の大きな特長です。
たれって、牛肉・豚肉・鶏肉・野菜など、いろんな食材をおいしく食べられるように作るものなので、ひとつの食材だけに着目すると、どうしても物足りない部分が出てしまいます。でも今回は、和牛という素材に寄り添って「和牛にだけあえばそれで良し」という1点集中型の「我が強い、芯のある頑固者」なたれを作ってみたらどうなるんだろうとワクワクしながら商品開発に取り組みました。

幸いなことにエバラ⾷品は、さまざまな原材料を集める購買ルートを持っており、積み上げられた「たれづくり」の知⾒も豊富にあります。その中から検討を重ね、和牛にあう国産原料にこだわった最適な「焼肉のたれ」を作り上げることができました。みなさまと和牛とのすばらしい出会いのお役に立てれば幸いです。